自然
星・ブラックホール・水面・生き物。自然がひとりでに作る動きと形。

公転する惑星は、太陽へ落ち続けながら横へ進んでいる
地球は1秒に約30 km進むあいだに、太陽の方へ約3 mm落ちている。

ブラックホールに近づいた星は、なぜ回り続けられないのか
太陽のまわりなら、どれほど近くても円を描いて回れる。

脳も設計図もないのに、粘菌の網や動物の模様が形になるわけ
迷路を満たした粘菌は、入口と出口の餌をいちばん短い道の管で結ぶ。

音で揺らした水面は、揺れの半分の周波数で模様を描く
皿の水を50 Hzで上下に揺らすと、水面には25 Hzで上下する格子の模様が立つ。

雫が水に落ちると、くぼみが閉じる勢いで柱が立つ
直径7 mmの雫が40 cmの高さから水に落ちると、0.1秒あまりの間にくぼみと王冠ができて消え、真ん中から柱が立つ。

浜辺の波が岸と平行に寄せてくるのは、浅い所ほど遅いから
沖では斜めに進む波も、波打ち際では正面から寄せてくる。

電波は、アンテナからちぎれた電場の輪になって飛んでいく
Wi-Fiのアンテナの中では、電流が1秒に24億回往復している。

木の枝ぶりは、芽どうしの光の取り合いで決まる
木は芽をたくさん作るが、その多くは長く残る枝にならない。

竜巻が地面の近くで細く速くなるのは、摩擦が空気を中心へ送り込むから
回転する空気は中心へ寄るほど速く回る。

雪の結晶の6本の枝は、同じ空を一緒に落ちるからそろう
6本の枝は互いに連絡を取り合っていない。

乾いた砂の山は、注ぎ足しても約33°より急にならない
砂は注ぎ足しても、斜面が約33°を超えた分だけ表面が雪崩れて、元の傾きに戻る。